1 四季の京ちらし 事業の必要性
(なぜこの事業を実施する必要があるのか、課題は何かについて記載)
当組合加盟店においては個人経営及び小規模店の店舗が多く、
ここ数年来その経営環境が厳しくなっている。
経営者の高齢化により自店の情報発信ができず、
外国人客の受け入れ態勢が整わないことにより、その深刻度は増してきている。
しかし、個々の寿司に対する技術力や知識は十分にあり、
また潜在的な顧客も持っているのも事実であるが、うまく生かすことが出来ていない。
当組合では販売促進のために、
季節行事に合わせてキャンペーン寿司の販売を案内しているが、
組合員全員に浸透しているとは言えない。
そこで京寿司 京ちらしに注目し、
共通メニューとして
京都産食材や京都独特の蒸し寿司なども含めた
「四季の京ちらし寿司」を開発整備し、
地元の顧客はもちろん 国内外の観光客にも周知し、
経営の安定化を図り 組合員の新規加入の促進にもつなげる。
2 四季の京ちらし 事業の狙い
(上記1の必要性に対する本事業の目的・目標について記載)
講習会を開催し、衛生意識の向上、商品の品質を維持することや
事業に対する理解を得て、
衛生面、メニューや情報発信方法など経営に関する意見交換を行い、
意識改革や受け入れ態勢の向上を目指す。
献立には、
京都産の筍、丹波産黒豆の枝豆など、
京都産の材料や
京都ならではの鱧料理や蒸し寿司などを広く知らしめる。
外国語も標記されたポスター・チラシと提灯を作成し、
府内の組合店に配布するとともに、
宿泊施設に掲示や配架してもらい、
内外の観光客に利用を促し、組合や加盟店の知名度を高める。